プロフィール
ドイツのギリシャ人コミュニティーに生まれ育った、ナターシャ(姉21才)とソフィー(妹17才)の姉妹からなる新人R&Bデュオ。セクシーでスウィート、そしてクールなヴァイブを兼ね備えた二人はフィーメイルR&Bアーティストとしては正に3拍子揃った 類い希なる才能の持ち主だ。情熱的で熱心なミュージシャンを父に持ち、幼い頃からマイクをオモチャ替わりにして育った彼女たちは、早くから様々なグループやプロジェクトで歌の才能を磨いてきている。
今から数年前、ナターシャはシュツットガルトのとあるレコードショップでDJトミーラと出会った。彼女と意気投合したトミーラは、後日、彼のスタジオ・パートナーで売れっ子プロデューサーのピーター・ホフにナターシャを紹介する。ピーター・ホフとナターシャは軽いセッションを行ったのだが、実にスムーズにセッションは運んでいく。いい感触を得たナターシャは妹のソフィーと彼女の友人ステファニーをスタジオへ連れ出し、3人でピーターと音楽活動をすることを提案した。ここにダナシーの原型が生まれたのである。性格面でも、ヴォーカルの相性においても、この3人は実にマッチしていたのだが、しばらくしてステファニーは学生生活を優先させたいとの理由でオリジナル・ラインナップ から外れることになる。その後、96年11月ピーターはナターシャとソフィーの2人と アーティスト契約を交わした。
ミュージシャン気質のピーター・ホフが良き指導者としての立場から、ダナシーがどんなグループなのか説明してくれた。「ダナシーは常に進化していくタイプのアーティスト なんだ。彼女たちに"オリジナルなもの"を発見してもらうことがすごく重要だったんだけど才能とアイディアに満ち溢れていたのを見て、すぐに判ったんだ。彼女達にやりたい ようにやらせるのが一番だってね。むやみに指図してもうまくいかないんだ。」
当初、彼女たちのスタイルはシャニースやホイットニー・ヒューストン、初期のTLC などから影響を受けていたが、現在はデスティニーズ・チャイルドやブランディー、モニカなどを意識するようになっている。しかし、これらの影響は常にダナシーのエッセンス に基づき、実に巧みに消化されたカタチでサウンドに反映されている。 ナターシャは 「私達にしかできないものをやってるわ。他とは全く違うハーモニーをつくるの!」と 自信を持って語る。
ピーター・ホフの夢のプロジェクトは、プロの手腕ゆえ現実のものとなった。ダナシーはここ3年間の関係をふり返り、「ホントに沢山のことをここで学んだわ。ピーターは歌のレッスンをつけてくれ、何をすればいいか教えてくれた。」と語る。ワシントンD.C.の有名なボイス・トレーナー、デイヴィッド・ホウィットリーに師事する一方で、同時に自らでレコーディングを行ない、チェックし、自己評価することをベンツタウンで学ぶ。ダナシーをこれほどまで成長させた理由はここにあると、指導者ピーターは云う。数え切れないセッションを通して、彼女たちはテクニックを磨いたのである。もちろんトミーラも一役買っている。「2、3曲のプロダクションに参加したんだ。エキストラ的なビートのプログラミングとかスクラッチ、あるいは曲間のスキットだったり、でもまあ、全部ピーターのベイビーってな感じかな」と、気さくな彼は言う。
そしてダナシーはさらに作曲法、パフォーミングを学んでおり、今こそ彼女たちが持つ音楽への熱い想い、限りない若いエナジーに溢れたサウンドを直接リスナーに伝える時がやってきた。トミーラがあるインタビューで「ダナシーは、純粋に音楽を作りたいからやっているんだ。」と話していた。「歌って、歌詞を書いて、いろんな人に会ってみたいだけ。特に華やかできらびやかなものに惹かれたりはしない。」と言うナターシャはとても謙虚な女の子だ。「僕らはダナシーを一所に押し込めたくないんだ。単に、"シュツットガルトから来たヒップホップ・ガールズ”という括りでプロモートするようなことはしたくない」とDJトミーラが熱く語った。
99年の夏にベンツタウン・レコーズからリリースされたデビュー・シングル " Shop Around (Before You Get Down) "は、リラックスした、とても元気のいい曲で、DJトミーラとブギーマン という実力派の二人の手による強力なリミックスもあり、本国ではなかなかの評判となった。しかも、日本ではクラブ・シーンを中心に大人気となり、なんとこの春までのロング・ヒットを記録。シェリル・リンの"Got To Be Real"を思わせるスウェイ・ビート系のトラックと一発で 耳に残るキャッチーなメロディー、そしてノリのいいラップ(本人たちによるもの!)と、とにかく美味しい要素がたっぷりで、R&B/ヒップホップ・シーンがますます大きくなってきて いる日本で人気となったのも肯ける。 そして、今年の6月にリリースされたセカンド・シングル"Stop (Calling My Name)"は、デビュー・シングルよりもう少し大人の雰囲気を漂わすメロウな楽曲で、その疾走感たっぷりの トラックも相俟って、これまたスマッシュ・ヒットとなっている。アコースティック・ギターで幕を開けるイントロのドラマチックなことといったら...。これはクラブのみならず。ラジオでも間違いなく好評を博すことだろう。
そして12月、待望のデビュー・アルバム「The Natural Coolness」がリリースされる。正に 「満を持して」のリリースと言っていい。先の2曲のヒットをものにした彼女達の育ての親と言うべきピーター・ホフとDJトミーラの二人が全面プロデュースしたこのアルバムは、ほど良く ポップでキャッチーな歌メロと、クラブでその真価を発揮するタイトなR&Bトラックが見事に 折り合いをつけた、正にクラブオリエンテッドR&Bという言葉が相応しい、素晴らしい仕上がりとなっている。スウィングしたビートにしっとりとした歌唱が絶妙にハマっている"Comin' Together"に、バウンシーなリズムのトラックがフロア受けしそうな"Love Me Or Let It Be"、クールという表 現がぴったりの洗練されたダンス・トラック"This Is What You Get"、シスター・スレッジの"We Are Family"を引用したノリのいいダンス・ナンバー"We Are Danacee"、そしてポジティヴな グルーヴに満ちたトラックをバックに彼女達のテーマを歌い上げる"The Natural Coolness"と本当に盛り沢山。今後もここから続々とヒット・シングルが生み出されていくのは間違いないだろう。
(オフィシャルウェブサイトより・2006年7月現在)

