プロフィール
FILUR(フィルー)
コペンハーゲン(デンマーク)出身のトーマス・バーフォード(Tomas Barfod / 27才)とキャスパー・ビヨーケ(Kasper Bjorke / 27才)のハウス・デュオである。コペンハーゲンといってもピン!とこないひとでも、『リトル・マーメイド』で知られる童話作家アンデルセンの故郷といえば、きっと身近に感じることだろう。
彼らはミュージシャンによる生演奏とサンプルを織り交ぜ、アメリカとヨーロッパのハウス・ミュージックの両方を取り入れた独自のサウンドを確立。共にジャズ、ディスコ、ファンク等のブラック・ミュージックの影響を受けて育ち、その後独学でヒップホップやエレクトロニック・ミュージックを探究した二人が1997年にチームを組んだのは、ほんの偶然にほかならなかった。ダンス・ミュージックのフレンチ・ウェーブ、とりわけニューヨークのハウス界に影響され、トーマスのベッドルームにあった少ない機材を用いて、ブレイクビーツやハウス・リズムの実験に取りかかったのが、すべてのはじまりだった。
1999年に自分たちのファースト・デモCD『The Teenage Groove』のEP盤100枚を完成する。ハウスからラテン、ブレイクビーツ、ディスコ、ファンクやジャズを網羅したこのEPには、スター・ウォーズの台詞からシック風のリズムに至るサンプリングの数々や、彼らの音楽学校出身の友人たちによる生演奏が合わさっていた。
彼らは、デンマークのアンダーグランドのミュージック・サーキットやレコード会社、またプレスにもこのCDを配り回った。あるマイナーなレーベルに所属していた2人のDJがこのフィルーの可能性を見い出し、デンマークから発信されるハウス・ミュージックのプロモーションを目的とした小さなハウス・レーベル「disco:wax」を設立。かつて全国ラジオ番組 U-land のデモ・チャートに2ヶ月もの間ランクインしていた『Crowdpusher』の12インチをこのレーベルよりリリース。デンマーク中のDJ に大評判であったこの曲は、なんと4ヶ月もの間、オフィシャル「Upfront Chart」のトップに君臨していたのだ。
こうした成功を背景にして、彼らは遂にMega Records (edel records)とのライセンス契約を結ぶ。ブレイクビーツ・デュオの Puddu Varano による『Crowdpusher』の新しいリミックスが2000年の春にリリースされ、このトラックもチャートを駆け上がり、ラジオはこの曲で溢れかえっていた。
デンマーク、スウェーデンのアーティストのリミックスを手掛ける傍らで、彼らは2000年の夏、クロスオーバーシングル「It's Alright」でダンスシーンに登場し、そしてお茶の間へ進出を遂げた。そしてナショナル・ラジオがこのトラックのホワイトレーベル・コピーに注目、ゴールデンタイムに放送されていた若者向けの番組で人気を博し、この陽気な二人のプロデューサーは、そのキャッチーでソウルフルなコーラス「It's okay, it's allright-I'm doing just fine!」で一般の人々にも多く知られるようになった。
このディスコ・ハウス・トラックには、もう一人のアーティスト、ミス・ネリーをフィーチャーしている。彼女はこれまでにLynden David Hall、BlacknussやJam & Spoonなど、国際的アーティストと仕事をしてきた。ゴスペルとR&B少女であったネリーは、フィルーが追い求めていた、生まれつきのソウル・フィーリングを持ち合わせており、このコラボレーションは、典型的でアップリフティングなハウストラックだけでなく、Brand New HeaviesやMasters At Workのミックスチャーを連想させ、また様々なミュージシャンらによるサックス、シンセサイザー、ベースなどの演奏やトーマスのドラムを携えているジャジースタイル・バージョンをもたらしたのだ。
「It's Alright」は、デンマークのオフィシャルチャートでひと夏中トップに輝きつづけ、この曲はDanish dancechart(デンマークのクラブで最もプレイされた曲を紹介)にて初登場最高位をマークし、その後5位まで上昇した。「It's Alright」は引き続き数々の大手ラジオ局のプレイリストに載り、デンマークのナショナルラジオでは『レコード・オブ・ザ・ウィーク』となる。また、「It's Alright」はDanish Official Airplay Chartにて7位と、実に驚異的な成績を収めた。
2000年11月には、再びミス・ネリーとのコラボレーション・シングル「Shame」がDance Airplay Chartの上位へ爆走、彼女のシンガーとしての才能を改めて見せつけた。他含む現時点までの主な結果としてHype Chart第1位、DJ's Favorites Charts第1位、Dance chart第9位、またド肝を抜かれるようなDanish Airplay Chart第6位など、フィルーが大ヒットするラジオシングルを創れることを証明した。
比較的早い段階だが、フィルーは文字メディアに取り巻かれており、このアクトはデンマークの全てのメジャーまた有力な雑誌のインタビューや撮影取材をされている。
全てのメディア・ハイプの渦中、フィルーは折衷的なデビューアルバムに取り掛かっていた。「これまでに誰にも創れなかったアルバムが創れたら、カッコイイと思うんだ。」とフィルーは語る。様々な男性、女性ヴォーカリスト、元ポルノ女優、ヒップホップ DJの世界チャンピオンやなだたるスタジオ・ミュージシャンなどと共に、彼らは確かにこれを実現している。
(オフィシャルウェブサイトより・2006年7月現在)

