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画像:倖田來未

倖田來未


プロフィール

生年月日: S.57.11.13

血液型: A型

出身地: 京都府

 2000年11月「TAKE BACK」にて全米デビュー。
全米ビルボードダンスチャートで最高位18位を記録。
日本では同曲で2000年12月デビュー。
続くセカンドシングル「Trust Your Love」のremix盤は全米ビルボード総合チャートでも最高位19位を獲得し日本人7人目のランクインの快挙となる。
以降「real Emotion」「LOVE & HONEY」「Butterfly」「史上初12週連続シングルリリース」「恋のつぼみ」「夢のうた」など精力的にリリース。最新アルバム「Black Cherry」も発売後4週間連続1位を記録する。
写真集「MAROC」やフォトエッセイ「倖田式」を発表するなど幅広い活動を行う。
これまでにDVD6枚、オリジナルアルバムを5枚、ベストアルバムを3枚、シングル37枚をリリース。


ベストアルバム『BEST~first things』のダブルミリオンに迫るヒット、12枚連続リリースシングルは全てがヒットチャートの上位にランクイン……次々と快挙を成し遂げ、今や"時の人"なった倖田來未。
楽曲はもちろんのこと、嘘のない正直な発言やパフォーマンスもまた、女性を中心とした多くのリスナーのハートをガッチリつかんでいる。

「売れた実感はいまだになくて。あるといったら、写真週刊誌に載ったときくらいですかね。"ああ、狙われるくらい注目を浴びる存在になったんだな"と(笑)」

飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃に、決して舞い上がることなく「今の状況はスゴク嬉しい。でも、これはある意味ブーム。それで終わらせないためにもみんなを納得させるいい楽曲を」と、次の作品に全身全霊をそそぐ。
その作品に対しても「優先させるべきは"自分が好きなもの"ではなく"ちゃんと伝わるもの"。
自己満足はエンターテインメントにならないから」と、自分自身を見つめる視線は常に冷静で客観的だ。

「ここに来るまで苦労していますからね」

全米デビュー曲『TAKE BACK』がビルボードダンスチャートでトップ20にランクインするも、日本で評価を得ることはできなかった。
7枚目のシングルにして初めて『real Emotion』がトップチャートにランクイン。
このまま軌道に乗るかと思いきや、次作品からまたトップ10圏外へ逆戻り。
『キューティーハニー』のヒット後も同じ経験をした。

三度の成功と転落……。

「まさに天国から地獄でしたね。今でも心のどこかに"調子に乗ったら落とされる"という思いがあるんですよ。だからこそ、プライベートな時間を削ってでも作品制作に取り組むんです」

毎日繰り返されるスタッフとの話し合い。納得いくまで歌い続けるレコーディング。PVのオフラインチェック……普通の人なら疲れきってしまうような毎日なのに「100%の力を出すつもりが、気がつけば120%出してしまっている」性格も手伝い、倖田來未の場合はさらにハードさを増す。PVの撮影前はボディラインをキープすべくストイックな食事制限に入る。自分が出たTV番組はすべてハードディスクレコーダーで録画。チェックをおこたらない。取材現場ではスタッフから「ストップ」がかかるまで喋り続けてしまい喉がガラガラになってしまうことだってある(笑)。

「良くも悪くも常に危機感を持っているから。手を"抜かない"んじゃなく"抜けない"んです。昔は "努力"って言葉が本当に大嫌いで "どうしたら楽に生きていけるか"なんてことばかり考えていたのに。人って変わるもんですね(笑)」

 小学校3年生からオーディションを受け始め、高校2年生で合格。レッスン期間を含めると計9年間にもなる下積み時期。そして、デビューから初めてのヒットを飛ばすまでの2年3ヶ月間……"辛く長い冬"も経験している。

「昔を振り返ると本当に涙が出てきますからね」

 ヒドイときは観客が3人しかいないクラブをまわり、「おまえは誰やねん!!」と罵声を浴びながら歌ったことも多々。イベントのステージの上から手を振っているのに、観客席からは反応が返ってこないことだってあった。「いつ辞めよう」そんなことばかりを考えていた辛い時期。

しかし、「今では、そんな辛さを経験できてよかったと思う」と倖田來未は言う。

「成功と転落を繰り返したことで "もう同じ絶望を味わいたくはない"そして"また成功の喜びを味わいたい"という想いが生まれた。その想いがあるからこそ私は頑張れるんだと思うし、どんなことでも乗り越えていけるんだと思う。クラブで歌った経験があるからこそ、音響環境の悪い場所でも歌えるし、"マイクの音がでない"そんなハプニングにも対応ができる。アーティストとしての自覚、謙虚な姿勢、客観的に考える力……長い時間をかけたことでたくさんのことを学ぶことができたから」

 苦労も肥やしにするポジティブさ!! 彼女の魅力であるこの明るく前向きな姿勢もまた、長い冬の時期に得たもののひとつだ。

「もともと、今と変わらないサッパリとした性格ではあるんですけど。辛い時期を経たことで、さらに磨きがかかったかもしれない。辛い環境のなかで"なんで私だけ"なんてくよくよ悩んだこともあったけど、それじゃあ何も変わらないってことを学んだから。後悔したり考え込むヒマがあったら動くべきですなんですよね。恋愛も人生も"ネクスト!ネクスト!"それが私のポリシーです(笑)」

 倖田來未の楽曲が多くの人に受け入れられた理由。
それは、歌や曲はもちろんだが"共感できるメッセージ"の力もまた大きいだろう。
今している恋を重ねてドキドキしたり、過去に終わった恋愛を思い出して涙したり……聴く人の心を常に揺るがすメッセージ。

それは「プライベートの私"くぅちゃん"が、"憧れる女性像・倖田來未"をプロデュースする」自己プロデュースから生まれる。

「くぅちゃんは、家でお笑いのDVDを見て幸せを感じたり、夜通し友達と恋バナで盛り上がったりする普通の女の子なんですよ。彼とおそろいの物を持ちたがったりもするし、彼との連絡が途絶えると"嫌われたのかも?"なんて思ってしまうこともある。ケンカをしても"ゴメンなさい"がいえないこともだってあるし……みんなと同じ、恋に素直になれない一面も持っている」

 ステージの上に立つ姿とはまたギャップのある素顔。

「倖田來未が"ライオン"なら、くぅちゃんは"ウサギちゃん"なんですよ」

そんなくぅちゃんに「イヤなことはイヤってちゃんと彼に伝えなくちゃダメじゃない?」なんて、倖田來未が問いかける気持ちが歌になることもあれば、「あのとき引き止めたかった」なんて、くぅちゃんの想いがそのまま歌になることもある。倖田來未の歌詞の世界には、必ず根っこに"くぅちゃん"がいるんだとか。

"普通の女の子ためのメッセージ"だからこそ、多くの女性の共感を集めるのだろう。

倖田來未の楽曲の多くが"愛"をテーマにしたものだ。その理由をたずねると

「私にとって"愛"はなくてはならないものだから」

 という答えが返ってきた。

 確かに、倖田來未には恋愛のイメージがつきまとう。
それは、メディアで包み隠さず恋愛話を繰り広げる姿からくるものかもしれない。

その姿から"恋多き女"そんなイメージを持っている人も多いだろう。

 しかし、本人はいたって一途!! 彼ができればトコトンつくす。手作り弁当だって届けちゃうし、バレンタインデーに手編みのマフラーだって編んでしまう(!)。相手に「重い」といわれるほど愛を注ぐ(笑)。いうなれば"情に厚い女"!!

 その愛情は、恋愛だけに限らず、友達、家族、スタッフ……倖田來未のまわりにいる人々にも向けられる。

「私が情をもってまわりに接するのは、私もそれだけの愛情をもらっているから。最近、倖田來未はまわりの愛があるからこそ成り立っているなって心から思うんです」

 彼女には、こんなエピソードがある。

「私がみんなに"かわいい"っていってもらえるようになったのは、好きな人がいたおかげ。好きな人に振り向いてもらうためなら、どんな努力だってできるから。 "よくやった"の一言のために死ぬほど頑張れたことが数え切れないほどある」

 恋愛がくれた"キレイ"のパワー。"ツメの先まで美しくありたい"と思えるようになったのも、8kgのダイエットに成功したのも"大好きな人"がいたからこそ。

「ダイエットしても落ちずに残った胸を、テニス部で"そ~れ!!"とラケットを振ったことでできたウエストのくびれを、女のコ達が"セクシー"だといってくれるようになった。そこで初めて、キライだった自分の体にチャームポイントを見つけることができたんです」

 それを活かすことでエロカッコイイが生まれた!! 自分に自信を持つこともできた!!

ファンの女の子がくれた自分の魅力。

「実は、一度"セクシーといわれるスタイル"をやめようと思ったことがあるんですよ。

TVに出たとき、私の衣装やパフォーマンスにクレームが殺到して(笑)。その状況を見て私は"やめたほうがいいんじゃないか"とスタッフに相談したんです。そうしたら"くぅちゃんにしかできないことだから、絶対にやったほうがいい"って言ってくれた。ときにはそうやって守ってくれる、ときにはダメなものはダメだとハッキリ言ってくれる、そうやって倖田來未を育ててくれたスタッフがいるから今の私がいるんです」

 支えてくれたスタッフの愛。

「倖田來未ひとりでは、ここまでくることはできなかった」と彼女は断言する。

「"人間はひとりで生きてはいけないんだ"ってことをスゴク感じるんですよ。人と人とがつながることで初めて人生が成立する。そのパイプとなるのが"愛"だと思うんです。

それは生きていくうえで何より大切なもの。だからこそ、私は"愛"を歌うんです」

 世間をあっと驚かせるようなパフォーマンスの裏にも愛が隠れている。

そこに秘められているのは"女の子への愛"だ。

「デビュー当事はかなりのファットガールだった私だって、今では"カワイイ"って言ってもらえるようになった。"エロカッコイイ"といわれているスタイルは、ただ肌を露出したいがためにしているんじゃなく"自分のチャームポイントを見つけて伸ばしてあげるれば、私が変われたように、みんなも変われるんだよ"ってことを伝えたいという思いから来ているもの。だから、ベストアルバム『BEST~first things~』には、太っているころのPVも収録したんです。使用前、使用後じゃないけど(笑)女の子はみんなこんなに変われることができるんだよって思いを込めて」

世間をアッと驚かすパフォーマンスの裏にもまた"愛"が隠されている。例えば『クラブ倖田』を開催した理由は、お世話になった音楽関係者にお礼を込めて楽しんでもらいたかったから。先日、大阪で行われた『1日倖田焼屋台店主』をやった理由も、少しでもファンのみんなの近くに行って「ありがとう」が言いたかったから。

 嘘のない正直な発言の裏にも愛が? そう聞くと「それは誤算です(笑)」と一言。
「実は、二十歳を超えたときに"もう大人なんだからシットリ行こう"と思ってたんですよ。それが、嘘のつけない性格も手伝ってついつい正直に語ってしまった。"アイプチです"っていうつもりもなかったし、過去の恋愛遍歴を話すつもりもなかったんですよ(笑)。でも、結果、そんな私の発言に"アイプチであることに勇気をもてた"とか"失恋したけど恋に前向きになる気持ちをもらった"なんて言ってくれるファンの女の子がたくさんいて。それはスゴク嬉しかった。今では"私が正直になることで勇気につながるなら、もっとオープンに喋っちゃうよ"って気持ちでトークしています(笑)」

 

 先日リリースしたベストアルバムもすでにミリオン達成。快進撃はまだまだ続きそう。
そんな彼女に「これからの目標」をたずねると「ずっと"愛"を歌い続けていきたい」という返事がかえってきた。
「私の歌がみんなの愛を刺激できたらいいなって思う。
例えば、私の失恋の歌を聴いて"こんなことにはならないようにしよう"って恋人達の絆が深まったり。
恋する歌からドキドキを手に入れて"頑張ろう"って気持ちになってもらったり。
夢に向かう姿を描いた歌から"友達を応援したい"って気持ちを再確認してもらったり……。"人と人とをつないでいく手、結んだ掌にギュっとさらなる力が入る……"そんな歌をパフォーマンスを、臆することなく届けていきたいですね」

(石井美輪)

 (オフィシャルウェブサイトより・2006年11月現在)


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